船士詩 ~35~ 竹光路
冬萌黄 春気たゆとう 竹光路
ふゆもえぎ しゅんきたゆとう たけこうろ
昨日(12/17)、最終日を迎えた京都・嵐山花灯路。
みなさん、行かれましたか?!
平成17(2005)年に産声を上げたこのイベントも、今では冬の嵯峨・嵐山の風物詩となりましたね。
当時はまだ、行灯の数も少なく、休憩所も見当たらず、寒さばかりが記憶に残っています。
今回、約7年ぶりに行ってみましたが、行灯の数も程よく、様々な趣向もあり、ゆっくり散策できました。
しかし、前回は、このような煌めいた竹林はなかったような・・・。
「船士詩 ~34~ かぐや姫」で紹介した妖しき竹林だけだったような・・・。
闇夜に、時には煌めき、時には妖しく光る情景は、ちまたのイルミネーションとは違った趣がありますね。
私たちは、今、光と陰が織りなす情緒を忘れかけているような気がします。
そして、この花灯路では、そんな情緒の良さを改めて感じることができます。
しかし、この竹林の華やぎもいいですよね。
どこか、来たる春を彷彿とさせる情景は、なにか心を弾ませてくれます。
心癒され、心が弾む、そんな京都・嵐山花灯路・・・
来年は、どんな出会いが待っているのでしょうか。
船士魂